記事: サージカルステンレスって何?

サージカルステンレスって何?
金属アレルギーが発症しにくい素材としては純プラチナ、純金、純チタンが一番知られています。では最近よく耳にするサージカルステンレスはどうですか?
よくアクセサリーショップのSNSなどではサージカルステンレスは「SUS316L」や「316L」と言われたりいたりしますが、これらはサージカルステンレスと言う名前ではなく、船の部品や医療器具の部品に使われています。
もっと身近で言うと実は腕時計のベルトとかによく使われたりもしております。
サージカルステンレスは安全なんじゃないの?サージカルステンレスにはニッケルが約12%入っています。ニッケルって金属アレルギーを引き起こす原因No.1の素材なのです。
事実ヨーロッパでは身につけるものにはニッケルの使用を禁止しているほどの怖い素材です。
ただし、じゃあなぜサージカルステンレスは金属アレルギーを起こしにくいのか
確かにサージカルステンレスは金属アレルギーを「引き起こしにくい」素材であることは間違えございません。
ただしニッケルが入っている以上、引き起こさないとは絶対に言えません。
ではなぜ、サージカルステンレスはニッケルを使っているのに金属アレルギーになりにくいのでしょうか。
それはステンレスに含まれるクロムが空気中の酸素と反応して「不導体皮膜」を組成し
まぁ要するに空気と触れ合うとカバーしてくれるコーティングのようなものができるので、それが皮膚と鉄が直接触れ合わない酸化被膜(まく)になってるよ!って話ですこれこそが金属アレルギーを引き起こしにくくしているステンレスの力なのです。
なぜアクセサリーにサージカルステンレスを使用するの?
これに関しては先ほど説明したように、膜(まく)ができるお陰で金属アレルギーを引き起こしにくいからです。。
サージカルステンレスはほぼサビない、膜(まく)もかなりの期間長続きする素材です。